洋服を洗濯する時に濃い色の洋服やジーンズなどを洗濯機で回して、乾かした後に色が抜けていることはありませんか?
こういう時一体なぜそうなってしまったのか、どうやって予防するすればいいのか知識がないと分からない部分があります。
なので今回、洋服を洗って色落ちした原因とその予防策などを紹介していきます。
Contents
そもそもなぜ洗濯で色落ちするの?
洋服が洗濯で色落ちする原因は服の染料にもよりますが、洗ってしまうと染色が水や洗剤の力により溶けてしまうためです。
ジーンズなどは洗濯すると色が落ちて水が青色になることがあります。
染料には『堅牢度』があって、これが低くければ低いほど色が落ちやすくなってしまいます。
さらに濃い色で染色された洋服は、色落ちどころか水が染料に染まってしまい、他の洋服にも色が移ってしまう可能性が。
その他にも脱水するときに遠心力で勢いよく回転し、洋服の水分を外に出す時にも色が抜けることがあります。
また、洋服を長時間洗濯機に入れっぱなしにすると、長時間放っておいた湿気の重みが原因で染料がだんだん溶けていってしまいます。
洗濯で色落ちさせないとっておきの方法
洋服を裏返す
洋服を裏返して天日干しすると色落ちを防ぐことができます。
直射日光は色落ちや色あせの天敵です。
しかし直射日光を避けて部屋干ししまうと、外の風で乾かすことができないため洋服がなかなか乾燥しません。
さらに洋服に水分を含んでいる時間も長くなるため、その分染料が落ちてしまう原因にもなります。
しかし天日干しで洋服を裏返して干すことにより、直射日光を当てても洋服の表面の見える部分が直に当たらないので色落ちを防いでくれます。
洗濯機をドライモードにする
ドライモードや手洗いモードなどで洗濯すると、弱い水流で洗うことができるため色落ちを軽減することができます。
強く洗いすぎてしまうと色落ち以外にも洋服が痛んでしまったり、他の洋服に色が移ってしまう可能性があるため、洗濯はできるだけ弱い水流で洗うように心がけましょう。
またドライコースは『おうちのクリーニングコース』や『おしゃれ着コース』と言われています。
その理由はニットなどの衣類を洗う時に型崩れする事がないため、洋服を痛めつけずに洗うことができる意味合いが込められているからです。
すぐに干す
洗濯物をすぐに乾かせば、染料が抜け落ちることがありません。
長時間衣類に水分が含んでいる状態が続くと、その間に色が落ちてしまうことがあります。
また、そのままにしておくと色落ちだけではなくカビや臭いの原因にもなり、服そのものがダメになってしまいます。
なので洗濯が終わった後、ほったらかしにするのは絶対にNG!洗濯した後はすぐに物干し竿で洋服を干すように心掛けて下さい。
可能な限り洗濯で色落ちしないためには
洗濯ネットを使う
洗濯ネットを使うと他の洋服との摩擦を減らし、色落ちを防ぐことができます。
しかし洗濯ネットのサイズが大きすぎると摩擦が逆にできやすくなり、服を傷つけてしまう要因に。
ネットのサイズには注意が必要です。
また、ネットにたくさんの洋服をいっぺんに入れてしまうと水切れが悪くなり、他の洋服に色が移ってしまう原因にもなってしまいます。
ネットを使うときはしっかりとサイズや入れる量を調節してから使用しましょう。
洗濯ネットを選ぶ時ポイントはネットの目が細かい物が一番良いとされております。
脱水の時に色が飛び散るのをしっかりと防いでくれます。
さらに色落ちや色移り以外にも洋服を痛めつけたり、毛玉がつくことを未然に防いでくれます。
色落ちしない洗剤を使う
洗剤を使うには色落ちがしない洗剤を使いましょう。
基本的には中性洗剤を使うことがおすすめ。アルカリ性洗剤などは汚れの強い時以外には使用しないように気をつけましょう。
汚れが落ちやすい分、洋服の色落ちもしやすいです。
家庭で洗濯する時は中性洗剤とアルカリ性洗剤を汚れによってうまく使い分けて、衣類の生地を守るようにしましょう。
蛍光増白剤は使用しない
『蛍光増白剤』が入っている洗剤は、色落ちの原因となってしまうためNGです。
衣類を白く見せるために使うので事前に『蛍光増白剤』が入っているかどうかチェックしておきましょう。
漂白剤は酸素系にする
漂白剤を入れる時は酸素系を選ぶようにしましょう。塩素系の漂白剤は効果が強めなので、あまりオススメができません。
酸素系だと緩やかに効果が発揮されるので、衣類にダメージを与えることは最小限に抑えられます。
また液体タイプと粉末タイプがありますが、ここは液体タイプを選びましょう。
粉末は水に溶かすとアルカリ性になるので、漂泊する力が高くなってしまいます。この時は付け置きの時に使用するようにしましょう。
液体は粉末に比べると洗浄力が非常に穏やかです。衣類の色落ちに気にかけているのならば、液体タイプを選ぶようにしましょう。
デニム専用の洗剤がオススメ
洗剤の中にはデニム専用の洗剤などがあり、これは色落ちの原因となる『蛍光増白剤』『界面活性剤』などが入ってない洗剤が非常に多いです。
デニム専門会社が売られているものはアルカリと天然油脂を主な成分として商品が作られているため、使用時は色落ちの心配もなく安心して使うことができます。
アルカリ性洗剤にも洗浄力が分けられている
アルカリ性洗剤でも液体洗剤、粉末洗剤、固形石鹸などが分けられています。
液体洗剤がアルカリ性の中で洗浄力が一番弱く、その次に粉末洗剤の洗浄力が強く、その次に固形石鹸の洗浄力が一番強いです。
アルカリ性は汚れを洗浄する目的のために使います。
なので汚れがひどい場合は色落ちしないためにも、アルカリ性洗剤を汚れの用途、用途によって使用することを心がけていきましょう。
とっても残念!?洗濯で色落ちした洋服は元に戻る?
基本的には一度色落ちした洋服などは元の色に修復することができません。
もし元の色に戻したい場合は専門の業者さんに頼んで、再び同じ色に染める必要があります。
ただし前と全く同じ色にするのは大変困難になります。しかも業者にかかる費用も払わなきゃいけないため、経済的にもあまりオススメではありません。
もし色落ちしてしまったら次から洋服を色落ちさせないためにも、予防策を立てるようにしていきましょう。
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洗濯の色落ちまとめ
1回洋服が色落ちしてしまうと、別の衣類も色が抜けているんじゃないか、色が移ってしまってないか心配になっていきます。
しかし事前に色落ちの仕組みや予防策を考えておけば、しっかりと洋服の色落ちの対策を練ることができます。
特に初めて洗濯するときにしっかりとその予防策を知識として頭に入れて置けば、色落ちすることを事前に防ぐことが可能です。
対策を打って他の洋服にも被害を最小限にすることを考え、自分の大事な洋服を長く着ていけるようにしていきましょう。
